【映画観賞レビュー】記憶にございません!
こんにちは。9月2回目のの三連休、みなさんどう過ごされましたか?私は特にお出掛けもせずのんびり休みを満喫していました。
連休最終日の今日は映画を観てきたので、今回は簡単な感想を載せます。直接のネタバレはありませんが内容には触れているので、未観賞の方はご注意ください。
『記憶にございません!』
監督:三谷幸喜
2019年9月公開
憲政史上最悪と呼ばれ、最低支持率を記録する黒田内閣。その人柄から国民に超不人気な黒田総理大臣が、演説中に投げられた石が頭に当たり、総理としての記憶を失ってしまうところから物語は始まります。
最近観た映画の中では断トツのテンポの良さでした。次から次へ(珍)事件が起こるドタバタの展開は三谷作品ならでは。良い意味で頭空っぽにして笑えます。ここのところ、あのシーン必要だった?と思う映画ばかりでしたが、久しぶりによく構成されてきっちり纏まった作品を観た満足感がありました。
肝心の内容は、面白かったのですが、期待していたより毒は少なかったです。所々に特定の政治家や政権を思わせるシーンはありますが、批判というよりもちょっと馬鹿にした感じの演出でした。せっかくコメディ映画なのだから、 もっと思いっきり毒吐いちゃっても良かったんじゃないかなーと。それともオトナの事情があったのでしょうか。
役者さんは皆さん良い味を出していました。特に主演の中井貴一さん、最高です。三谷作品と他の真面目な作品とのギャップがたまりません。ディーン・フジオカさんもかっこ良くて素敵でしたが、ストーリーの中で人物の描かれ方が浅かったのか、途中で突然良い人になった印象でちょっと残念…。でもかっこ良い。眼福です(笑)
総じて満足度80%。深く考えず笑いたい方にお勧めです!
三谷作品と言えば、私が一番好きなのは『ザ・マジックアワー』。今までの人生で一番笑った映画です。こちらも宜しければぜひご覧ください!